ペナルティの原因

『手動ペナルティの内容』ページでは、手動ペナルティには、『価値のない質の低いコンテンツ』、『サイトへの不自然なリンク』があると説明しましたが、では、これらのペナルティであると判断される原因はどのようなものなのでしょうか?

『価値のない質の低いコンテンツ』としてペナルティを受けたサイトの中には、テキストや画像などオリジナルの内容で作成されたコンテンツも存在します。

単に、他のサイトをコピーしたコンテンツであったり、最新ニュースを活用しただけのトレンドサイトであるならペナルティを受ける理由も分かりますが、独自コンテンツを掲載したサイトがペナルティを受けるというのは、どうにも腑に落ちません。

このページでは、ペナルティの原因を理解することで、ペナルティにならないための対処法を考察していきます。

『サイトへの不自然なリンク』の原因

Google検索エンジンのWebサイトを評価する基準の一つに被リンクがあります。

被リンクとは、他サイトから自サイトへ張られているリンクのことを言います。

この被リンクをペナルティの視点で考える上で重要になるのが、自然なリンクか、不自然なリンクかの違いです。

Googleは、不自然なリンクに対して検索エンジン上のペナルティを課します。

不自然なリンクとは、リンクプログラムなどの「不正な方法を使って獲得したリンク」のことを言い、被リンクをお金で買った有料リンクも不自然なリンクとして判断されます。

Googleが不自然なリンクと判断するのは、主に以下のサイトからのリンクです。

  • 自動相互リンク・ディレクトリサイトなどからの質の低いリンク
  • ワードサラダで作成されたサイトからのリンク
  • スパムを放置しているサイトからのリンク
  • ブログパーツや被リンク増殖ツールなどに設置されたリンク

『価値のない質の低いコンテンツ』の原因

記事内容が似通っている

サイト運用をしていると、同じテーマを扱っている他サイトと記事内容が似てしまうのは、仕方のないことです。

しかし、意図的に他サイトの記事を丸々コピーして、自サイトのコンテンツのように掲載したり、文章を一部変更しただけというものは、低品質なコンテンツと判断されることがあります。

その他、出典元を明記し、<blockquote>で記述した引用であっても、引用箇所が多く、引用自体がメインになるようなコンテンツの場合は、低品質であると判断される場合があります。

また、他サイトから記事をコピーし、自サイトのコンテンツとして利用していた場合、その事実をコピーされた側のサイト管理者が発見すると、その管理者は、Googleのスパムレポートから通報して削除申請を行う可能性があります。

Googleに通報され、Googleがスパムサイトであると判断された場合、ただちに問題のページをスパム認定し、インデックスから削除されます。こうなると、当然検索結果に表示されなくなります。

これらを回避するには、当たり前のことですが、他サイトをコピーするのではなく、独自の見解や有益な情報などオリジナルな記事作成を心がけ、健全なサイト運営するようにしましょう。

サイトデザイン・構成が似通っている

同一テンプレートを用いたことでペナルティを受けるというのは、稀なケースであると考えられます。

検索エンジンクローラーは、HTMLソースの記述を読みます。

<h>タグや<strong>タグなど、SEOにおいて重要な意味を持つタグに関しては、正しい使用方法を心がける必要があります。

また、<div>、<a>タグの閉じ忘れなどは、サイトデザインを崩し、ユーザビリティの低下に影響します。

このような記述ミスをしているサイトは、不自然なサイトとして正しく評価されない可能性があります。

上記のような、基本的なミスを犯しているテンプレートを使用していると、検索エンジンから低い評価を受ける可能性があります。

また、無料テンプレートを使用して悪質なスパムサイトを量産していた者がいた場合、同じそのテンプレートを使用することで、同様のスパムサイトであると判断される恐れがあります。

とは言え、基本的に、同一テンプレートを使用しているからという理由だけで、SEOに悪影響を及ぼすことはないと考えてよいでしょう。

重要になるのはコンテンツ内容です。

記載するコンテンツの情報量を豊富にし、ユーザーにとって有益な内容を意識することが大事になります。

逆に言えば、SEOに強いテンプレートを購入して、使用するだけでは検索順位が向上することはないと言えます。

ただし、テンプレートによっては、後述するページレイアウトアルゴリズムにより、マイナスの評価を受ける場合があります。

ファーストビュー・サイト全体の広告配置、広告割合に気をつけるようにしましょう。過度の広告掲載は禁物です。

また、悪意のあるなしに関わらずデザイン上の問題で、text-indent:-9999;など、テキストを画面外に配置したりしている作りのテンプレートもあるかと思います。

このような手法は、スパム行為だと判断される場合もあるため、使用しているテンプレートがある場合は、避けるようにしましょう。

避けた方がいいテンプレート例:

  • text-indent:-9999;でテキストを飛ばしている。
  • テキスト・リンクの色を背景色と同じ色にしている。
  • title属性・alt属性を悪用している。

過剰なSEO

SEOを意識して内部要素対策を行うのは間違いではありません。

しかし、キーワードの詰め込みすぎ、乱用は避けるべきです。

もちろん、サイトとは関係の無いキーワードをSEO対策として盛り込むことは、キーワードスタッフィングとみなされ、SEOスパムになる可能性があるため、行わないようにしましょう。

著作権・肖像権(パブリシティ権)に問題のある画像の無断使用

著作権は、特許権や商標権にならぶ知的財産権の一つとして位置づけられています。

肖像権とは、肖像(人の姿・形及びその画像など)が持ちうる人権のことで、大きく人格権と財産権に分けられます。

パブリシティ権とは、自身の肖像を商業的に使用させないための人格的権利のことを言います。

著作権・肖像権を侵害したサイトは、Google側の目視により手動ペナルティが課せられる可能性が高いと考えられます。

ただし、通常、画像を無断使用していたとしても、権利者が訴えないと著作権侵害にはなりません(著作権侵害は親告罪のため)。

事実、著作権侵害に当たると考えられる画像が掲載されたサイトの多くが、検索上で大量にヒットします。

これは、権利者もよほど悪質でない限りは、黙認しているのが現状であり、Googleも大量の著作権違反サイトに対して

今後、著作権違反の画像を使用し、同時にAdsense広告を掲載しているサイトが、検索結果で上位表示をされた場合、Googleにとっては規約違反になるため「無断複製されたコンテンツ」とみなし上位表示させないように対策をとるのではないかと考えられます。

ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、検索結果から除外された事例

ミレニアム著作権侵害

過剰なアフィリエイト広告の掲載

過剰なアフィリエイト広告の掲載は、ページレイアウトアルゴリズムの影響を受け、サイトの評価を落とされ、ペナルティを受ける可能性があります。

ページレイアウトアルゴリズムとは

ページレイアウトアルゴリズムとは、サイト訪問者にとって邪魔になるような広告配置や、ユーザーが望むページに行き辛いようなページ構成をしたトップページ(ファーストビューで表示されるページ上部)を持つ、ユーザビリティが低いサイトに対してフィルターを適応するアルゴリズムです。
別名「トップヘビーアルゴリズム」とも呼ばれます。

Googleのウェブスパム対策チームを統括するマット・カッツ氏は、ページレイアウトアルゴリズム(トップヘビー)について、このアップデートにより、英語圏のクエリ0.7%に対して影響を与えると説明しています。

参照元:searchengineland

あくまで、英語圏のサイトを対象にしたアップデートですが、日本のサイトに対してもアップデートが適応され、影響を受けることが予想されます。

ページレイアウトアルゴリズム(トップヘビー)に捕捉され、ペナルティを受ける前に、トップページのファーストビューエリアだけでなく、ページ全体のアフィリエイト広告数に気をつける必要があります。

また、他と同じようなコンテンツで構成されているアフィリエイトだけを目的としたサイトは、検索エンジンに低く評価される可能性があり、Googleの検索結果に上位表示される可能性は低くなります。

内容の薄いアフィリエイトサイトの例として、以下のようなものが該当するとGoogle自身が説明しています。

  • 商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。

引用元:Google ウェブマスターツール サポート

また、Googleは、アフィリエイトサイトだからといって、全てのアフィリエイトサイトを評価しない分けではありません。

たとえば、同じアフィリエイトサイトでも、独自の視点で書かれた商品レビュー、評価、商品比較など、新たな付加価値を提供しているようなものは、質の良いサイトとして判断されます。

Googleは、アフィリエイトプログラムに参加しているサイトが、評価を得る方法として以下のような内容を挙げています。

  • サイトのごく一部にのみアフィリエイト プログラムのコンテンツを掲載する。
  • ユーザーが元の販売者のサイトに直接アクセスせずにこのサイトにアクセスしようとする理由を考える。元の販売者が提供しているコンテンツを転載するだけでなく実質的な付加価値を提供するサイトにします。
  • アフィリエイト プログラムを選択する際、サイトの対象ユーザーに適した商品のカテゴリを選択する。サイトのコンテンツに合ったアフィリエイト プログラムを選択することで、サイトの付加価値が高まり、Google の検索結果でのランキングが高くなり、アフィリエイト プログラムから収益を得られる可能性が高くなります。たとえば、アルプスのハイキングに関するサイトには、事務用品ではなくハイキング関連書籍の販売業者との提携が適しています。
  • ウェブサイトでユーザーのコミュニティを形成する。熱心な読者の獲得に役立ち、サイトのテーマに関する情報が集まる場を作ることができます。たとえば、ディスカッション フォーラム、ユーザー レビュー、ブログなどでユーザーに独自のコンテンツと付加価値を提供できます。
  • 常に最新で関連性の高いコンテンツを提供する。テーマに一貫性のある最新の情報を提供すると、コンテンツを Googlebot がクロールし、ユーザーがクリックする可能性が高まります。

引用元:Google ウェブマスターツール サポート